1988年1月20日の深夜、オーストラリアのバースを出発したノウルズ夫人とパトリック、ショーン、ウェインの3人の息子たち、そして2匹の犬をのせた車がエーア・ハイウェイを走行していた。
ちょうど西オーストラリアと南オーストラリアの州境付近、ポートリンカーンに差し掛かった時に、前方の地平線上に脈動する発光体が急に出現したのである。
最初は対向車のヘッドライトではないかと思われたが、それにしては動きがおかしい。
「ジャンプしている!」
突然ハンドルを握っていた次男のショーンが叫んだ。発光体が空中に浮かんで停止したかと思うとフワフワと移動したり、自動車のヘッドライトとは考えられないような動きを始めたのである。その発光体は次第に車に近づいてきた。そしてついに幅1m、高さ3mほどのエッグスタンドを逆さまにしたような姿で車の目前にやってきたのである。
運転していた次男のショーンは慌ててブレーキを踏み込んだ。そして全員が車の外に出ると発光体はまるで重力に逆らうかのように空中を漂い、数秒後に忽然と姿を消してしまったのである。
「UFOだ!」
恐怖心がこみあげてきた3人は、一刻も早く現場から逃れようと車に乗り込んでアクセルを踏み込んだ。ところが今度は背後からUFOが追跡してくるのである。しかも車の前後左右に位置を変えながら、執拗に追いかけてくるのである。
しばらくすると頭上から強烈なハミング音が聞こえてきた。同時に車内は強い光に包まれる。このときノウルズ夫人が無意識に窓の外に手をのばすと、「暖めたスポンジのようなもの」に触れたという。
同時に動物の腐敗臭を思わせるような臭気、ガスが車内に入り込んできた。窓を閉めても意識が朦朧としてきたのである。
そして次の瞬間に車体が激しく揺さぶられたかと思うと、路上から1mほども浮き上がったのである。
「UFOに連れていかれてしまうぞ!」
と感じた15~20秒後にドスンという音とともに車は路上に叩きつけられた。この時の衝撃で後輪のタイヤがバーストしたため、3人は車を放棄して近くの藪に逃げ込んだ。そこで様子をうかがっていると、UFOはしばらく車の周囲をうろ着いた後、飛び去っていったのである。
後輪のタイヤを交換して走り出すとまたしても同じUFOが出現し、車につきまとい始めたのである。遠方にモーテルの明かりを発見し、一家がなんとかUFOから逃げ延びたのは午前4:00すぎのことであった。
後で判明したことであるが、実はこのエーアハイウェイが通るナラーバー平原は、トラック運転手たちの間では、奇妙な光と遭遇する事件が多発するエリアとして有名な場所とのことであった。
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