異星人を認め始めた人類 進む科学的な調査・研究

 地球のように豊かな生物圏がある惑星はめずらしい存在なのかもしれない

sorae

2021/06/27 20:09地球のように豊かな生物圏がある惑星はめずらしい存在なのかもしれない (msn.com)

果てしなく広い宇宙であっても、地球のような惑星は希少な存在なのかもしれません。ナポリ大学のGiovanni Covoneが率いる研究グループは、地球のように豊かな生物圏(生命が生息する領域)を持つ惑星がまれにしか存在しない可能性を示した研究成果を発表しました。

植物の光合成に注目して10個の系外惑星の環境を分析

人類はこれまでに4400個以上の太陽系外惑星を発見しており、そのなかには恒星のハビタブルゾーン(地球型惑星の表面に液体の水が存在し得る領域)を公転する地球に似た岩石惑星とみられるものも幾つか含まれています。こうした系外惑星は生命が居住可能な環境を有する可能性があることから注目されていて、今年後半に打ち上げが予定されているアメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙望遠鏡「ジェイムズ・ウェッブ」をはじめとした次世代の観測手段がもたらすデータに期待が寄せられています。

Covone氏らは今回、ハビタブルゾーンにある系外惑星の居住可能性を検討する上で、地球の植物が行っている酸素発生型光合成に注目しました。植物が光合成によって水と二酸化炭素から作り出す有機物と酸素は、動物が生きていく上でも欠かせません。そこでCovone氏らは、惑星が恒星から受け取る光合成有効放射PAR※)の量を算出することで、酸素発生型光合成が支える地球のような生物圏が存在する可能性を検討しました。

※…photosynthetic active radiation、植物が光合成に利用する波長400700nmの可視光線

地球から約4.22光年先にある「プロキシマ・ケンタウリbをはじめ、「ケプラー186fTRAPPIST-1e」「同f」「同gといった10個の系外惑星が恒星から受け取る光合成有効放射について研究グループが分析したところ、大半の系外惑星では酸素発生型光合成が地球ほど活発には行われない可能性を示す結果が得られたといいます。

研究グループによると、表面温度が3700ケルビン(絶対温度)未満の恒星を公転する系外惑星の場合、光合成は可能であるものの地球のような生命圏は維持できないといいます。表面温度が2600ケルビン未満の恒星を公転する場合は、光合成そのものが活性化されない可能性があるようです。また、表面温度が太陽(約6000ケルビン)よりも高温の恒星では光合成有効放射も強くなるものの、恒星の寿命が短くなるため、惑星上で複雑な生命が進化するのに十分な時間が得られない可能性が高まります。

いっぽう、今回の研究対象となった10個の系外惑星のうち「こと座」の方向およそ1200光年先にある「ケプラー442bに関しては、地球のような生物圏を支えられる可能性があると研究グループは考えています。ケプラー442bは直径が地球の約1.34倍、質量は約2倍の岩石惑星とみられており、表面温度が約4400ケルビンの恒星「ケプラー442のハビタブルゾーンを公転しています。

Covone氏は今回の成果について、地球のような状態の惑星が期待されるほど一般的ではない可能性を示しているとした上で、豊かな生物圏を支えるための最適な条件はあまりゆるくなさそうだと指摘しています。

なお、今回の研究は光合成有効放射を利用する酸素発生型光合成に焦点を当てたものであり、今後は近赤外線を利用する酸素発生型光合成や非酸素発生型光合成にも対象を広げる必要性に研究グループは言及しています。

関連:地殻の厚さも重要? ハビタブルゾーンでも水や大気がある惑星になるとは限らない

Image Credit: NASA, ESA, and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA)

Source: 王立天文学会 / MEDIA INAF

文/松村武宏


人類の宇宙への科学は、ついにここまでの気づきを得ましたよ・・・。


人類の存在、宇宙人にばれている? 29惑星が受信可能

朝日新聞社

2021/06/27 08:30人類の存在、宇宙人にばれている? 29惑星が受信可能 (msn.com)

 地球の存在に気づき、人類が出した電波を受信できる惑星が、太陽系の近くに29個ある? そんな推定を米コーネル大などのチームが2021623日、英科学誌ネイチャーに発表した。「我々の存在はすでに、人間のような知的生命体にばれているかも知れない」という。

 太陽以外の恒星の周りを回る「系外惑星」は、これまでに4400個以上が見つかっている。人類はそんな惑星に知的生命体がいないか探索しているが、逆にこちらが発見されている可能性があるのではないかと、チームは考えた。

 そこでまず、人工的な電波が受信できる100光年以内に、生命の存在に必要な液体の水がある惑星がいくつありそうか推計することにした。

 チームは、惑星が恒星の前を横切る時に恒星の明るさがわずかに暗くなることを利用して系外惑星を探す「トランジット法」に注目。銀河系の三次元地図から、地球が太陽の光を遮るのを観測できる位置にあって、さらに太陽から100光年以内の恒星が75個あることをつきとめた。

 そして、これまでに判明している系外惑星の統計から、75個の恒星に液体の水がある惑星は計29個あると結論づけた。

 人類が電波を利用するようになって100年ほど経過しているため、この29個には人工の電波はすでに届いていることになる。さらに、トランジット法を使えば地球に大気があることや、その成分が酸素と窒素であることは分かるため、チームは「向こうはすでに、地球に生命が存在すると分かっているかもしれない」と指摘した。

 地球外文明との接触の試みは1974年、プエルトリコのアレシボ望遠鏡から25万光年先の星団に電波を送ったアレシボ・メッセージが有名。だが、こうした試みは「友好的ではない相手にも届いてしまう」(故スティーブン・ホーキング博士)ため、反対する意見もある。今回の論文(https://doi.org/10.1038/s41586-021-03596-y)は、人類がたとえ積極的に接触しようとしなくても、相手に存在が知られてしまう可能性を示した。(石倉徹也)


しかし本当かな?と思えてしまう動画

 ぜひレティクル座ゼータ連星系を精査してほしい。ヒル夫妻のUFO拉致事件の際に、奥さんの記憶を頼りに、学校の教師の方が、様々な恒星系のモデルを作り、夫妻と接触した異星人をレティクル座ゼータ星系からの来訪者であるということを実証しました。

 人類は、どこかの異星人文明により、注視されている、関心を持たれている、調査されている存在、という認識は、さらに科学的に証明されてもいいかと思います。

 もはや地球外知的生命体、異星人の高度な文明などという話はSFなどではなく、天文学などの科学的な調査研究から議論されるべき存在であろうと思います。


この時の夫人の好奇心が、異星人の出自について貴重なデータを得ることにつながったといえるでしょう。人体のデータを提供するわけですから、異星人についてあれこれ聞いても問題ないんでしょうけどね。


米政府のUFO調査、「空中に浮かぶ物体」は実在すると指摘

Joe Walsh

2021/06/29 12:00米政府のUFO調査、「空中に浮かぶ物体」は実在すると指摘 (msn.com)

米国の情報機関が2021年625日に公開した、待望の「説明のつかない空中現象」に関する報告書によると、調査対象となった目撃情報のほぼすべてが未確認のままではあるが、その中には米国の敵対国の高度なテクノロジーの証拠となり得るものが含まれていると結論づけられた。

国家情報長官室(ODNI)は、2004年以降、米海軍のパイロットなどが目撃した数百の未確認物体を調査し、その結果を25日の報告書にまとめた。

【関連】世界のUFO目撃件数、一時減少もまた増加

ODNIによると、これらの目撃情報の大半で何が目撃されたのかを特定できなかったが、5つの可能性が見えてきたという。ゴミや鳥などの散乱物、氷の結晶などの大気現象、外国勢力の先端テクノロジー、米国政府の秘密技術、そして「その他」と定義されるカテゴリーがあるという。

調査員らは、多くの目撃情報がレーダーや赤外線センサー、そして肉眼で同時に現れるという複数の方法で発見されたことから、大気の状態による目の錯覚ではなく、ほとんどが実在する空中に浮かぶ物体であると判断した。

調査官によると、いくつかの物体(空を旋回したり、急激に進路を変えたりしたもの)は、ロシアや中国、米国の機密プログラム、あるいはその他の国の先進技術のように見えたというが、確たる証拠はないという。

今回の報告書は、UFOは地球外生命体が操縦する宇宙船であるという、熱狂的なファンたちが支持する説には触れていない。

ODNIの報告書で、航空機のパイロットによるUFOとのニアミス報告は11件に達していた。調査官によると、これらの不可解な物体には安全上のリスクがあり、もしそれが外国政府のものであれば、国家安全保障上の危険をもたらすという。

ODNIは、未確認飛行物体に関するデータを集める上ではいくつかの課題があり、その一つはUFOについて公に語ることを躊躇する人が多いことだと指摘した。さらに、「多くの観測者が沈黙していることが、このテーマの科学的追求を複雑にしていると考えられる」と述べている。

UFOは国家の安全保障上の脅威に

UFOという言葉は、世間一般ではSFストーリーのイメージが強い。しかし、政治家や専門家の中には、未確認飛行物体の目撃情報は、特に安全上のリスクがある場合には、真剣に調査する価値があると指摘する人もいる。

国防総省は4月に、軍のパイロットが目撃した急加速する物体のビデオを公開し、元海軍パイロットがCBSニュースで、原因不明の物体を定期的に目撃していると語ったことで、この話題は世間の注目を浴びることになった。

さらに、軍は2007年から2012年にかけてUFOの目撃情報を秘密裏に調査したが、予算の都合で棚上げにしていたという。米国議会が昨年末、ODNIにこの問題を再調査するよう指示したことで、25日の報告書が作成された。

「UFOは国家の安全保障の問題」とはいいますが、まず異星人が人類に軍事攻撃をしかけてくることはないかと思います。
人類へアプローチがあるとしたならば、平和的な共存か、人類の種としての生命力との同化かと思います。