矢追純一氏と考えるUFOの実像 ~UFOは未来からのタイムマシンか?~

UFOの存在めぐり野党から質問主意書!
矢追純一氏と改めて考える"未確認飛行物体"
20180308 22:09 http://blogos.com/article/282519/

  201712月、米ニューヨーク・タイムズが衝撃的な映像を報じた。2004年に米空軍の戦闘機が撮影し、国防総省が公開を許可したとされるもので、画面中央に白く光るUFOが映り、「飛んでるぞ!」「奴らの一群がいるぞ!」「時速200km近い向かい風なのに飛んでるぞ!」と興奮気味に話す男性の声も入っている。UFOは空中で縦方向に回転するなど、航空力学的に考え難い点があるという。
そもそもUFOUnidentified Flying Object=未確認飛行物体」とは、人工物か自然のものなのか、その存在が把握できない正体不明の飛行物のこと指す航空・軍事用語だ。CNNによると、米国防総省には20072012年までUFO調査・研究の極秘プログラムが存在し、多額の予算が投入されていたという。UFOは日本の国会でも度々話題に上ってきた。
 「おふくろが"見た"と言ってえらい興奮して帰ってきたのがありますけれども、残念ながら私自身は見たことはありません」(麻生太郎総務大臣、2005年)
 「なんでそんな質問主意書が出たのか、私は(UFOの)存在を確認していません」(福田康夫総理大臣、2007年)
 「個人的には絶対あると思っている。そうじゃないとナスカ(の地上絵)など説明できない」(町村信孝官房長官、2007年)
 と、閣僚たちもユーモアを交えてコメント。さらに歴史を遡れば、吉田茂総理も1953年の衆議院総務委員会で「北海道の上空に国籍不明の飛行機が飛んだとか空中円盤とかなんとかが飛んだという噂があり、噂は百出しておりますが…」と述べている。
今回の映像公開に伴う報道を受け、野党からは改めて質問主意書が提出され、日本政府の見解が問われた。しかし2月27日付の閣議決定は「地球外から我が国に飛来した場合について特段の検討は行っていない」というものだった。


UFO"現代の黒船"だ。開国でなく"開星"

 超常現象に精通しているオカルト作家の山口敏太郎氏は、YouTubeに投稿されている映像の9割が偽物だとした上で「今回の映像は紛れもなく本物だと思う。パイロットというのは冷静沈着で優秀。緊急事態が起きても焦らないよう訓練されているが、あの映像の中では相当な驚きをもってリアクションしている」と指摘。「予算を確保したいペンタゴンとしては、国防の問題として、地球上の脅威だけではなく、地球外生命体の可能性もあるということを打ち出したい」と、世論づくりが狙いだったのではないかと分析する。
また、UFOに関する部下の証言などまとめた著書もある航空自衛隊の元パイロット・佐藤守氏は「UFOと言えるのかどうかはわからないが、自衛隊のパイロット100人のうち、50人くらいは不思議な体験をしていると思う。黒い玉を見つけて追っかけていったら逃げたという話、葉巻型の物体が見えたと思ったらシステムが故障状態になったという話、UFOを撮影した写真を添付した報告書が上層部に提出したこともある」と話す。
数々のTV番組で知られるジャーナリストの矢追純一氏は「僕は様々な軍の報告書について取材したし、重要軍事基地の司令官にも話を聞いた。戦闘機が訳のわからないものに上空を侵犯され、中には撃墜しようとして危ない目に遭った話なども聞いた。カートランド空軍基地というところでは、格納庫の裏の空き地に円盤が着陸、警備していた兵士がショットガンを構えて近づくと飛び上がっていなくなった、という話もある」と話す。
 「宇宙人が乗っているものもあるし、地球上で秘密兵器として作っているものもある。それらは文字通り"秘密"で情報は出てこない。脳に電波を照射して"見た"と錯覚させるものもあるし、次元が違うところからちょっと覗きに来ているものもある。僕もエリア51の上やホテルニューオータニで見た」。
また、矢追氏は人間が恩恵を受けているものの中にはUFOの残骸から作られたものもあると話す。「201212月、ロシアのメドベージェフ首相が記者と懇談していた時に、『大統領や首相になればUFOの秘密を明かしてもらえるのか』と尋ねられ、大統領になるときには2つのものを受け取ると明かした。一つは核のボタンで、もう一つはロシアに住んでいる宇宙人を監視している秘密部隊の報告書だ」。
 石川県羽咋市の元職員で、矢追純一氏が名誉館長を務める日本で唯一の公立UFO博物館の生みの親としても知られる高野誠鮮氏は、UFO番組の制作に関わり、NASAや米軍関係者など数百人にインタビューした経験を持つという。その際、何者かから無言の圧力を受けたという。日蓮宗の僧侶でもある高野氏は「地球以外の星に生物がいても当たり前と捉えるのが仏教。本格的に政府がUFOのことを発表するようになってくると、そうした仏教の哲学が必要になってくる。UFO"現代の黒船"だ。開国でなく"開星"だ」。
■「非常識な部分も世の中にはある」

 一方、CIAFBIの内定を得たこともあるタレントのREINAは「国防総省が機密指定した動画の場合、マーキングがあるはずだが、今回の映像にはそれがなく、普通の情報と一緒に管理されていたものだろう。何か別の思惑があって出した可能性がある」と指摘。父親が空軍士官学校の教官だったというパックンは「70年代、アメリカでは超能力の研究も行われていたし、そういうものが流行った時期の政府の文書には怪しいものものある」と懐疑的だ。
 こうした意見に対し、矢追氏は「機密か機密でないかはその時の都合で決めるもの。世の中の風潮として、こういうことを否定したほうが一応インテリ風に見えてかっこいいみたいな風潮がある。でも見た人は本当に見たと思う。それを見ていないんじゃないかと疑ってかかるのもいかがなものか」と反論。日本テレビのディレクターとして、UFOを始めとして、数々の超常現象に関する番組制作に携わってきた経歴の一方、「石原慎太郎氏のネス湖探検隊にも関わったと巷間言われているが、僕が関わったことはない」「実は世間で思われているほどUFOなどに興味があるわけではない」とした上で「日本のマスコミにはオカルトチックなことは一切やらないという基本姿勢がある。非常識な部分も世の中にはあるので、それは報道する義務があると思ったから、バラエティとして番組を作ってきた」と訴えていた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)


矢追純一さんとエイリアンインタビューの衝撃 小泉義仁




武田邦彦教授が語るUFO論  ~付編 UFOの推進原理~


人類はなぜUFOの正体を解明できないのか?

武田邦彦(中部大学特任教授)
http://ironna.jp/article/9035

 米国防総省がUFOの調査をしていた事実が明らかになり、話題になっているが、これは「現代科学の低迷」を示す典型的なニュースである。
 もともと、人間の五感には「触覚(圧力)、臭覚(化学反応=科学ポテンシャル)、視覚(電磁波)、聴覚(音波、粗密波)、味覚(化学反応)の五つがあって、私たちが「ある」と認めるのはこの五つの情報しかない。このうち、電磁波を除く他の物理的影響や化学反応は古くから発見されているが、電磁波は19世紀に見つかったもので、まだ150年ほどしかたっていない。

だが、人類というのは「地球上」に、しかも「温度、気圧などある特定の条件下」で発生した生物であり、その生物が感知できる情報手段しかこの宇宙に存在しない、とするのは根拠もないし、あまりに飛躍がある。つまり、人間の五感という伝達手段以外の観測方法が宇宙のどこかに必ずあると考える方が科学的である。
また、別の視点から整理すると、UFO以外にも、多細胞生物の細胞間伝達、生物同士のテレパシー、現代科学で説明が困難な飛行物体という超自然現象や、人間が山に入ったときに感じる森林浴と呼ばれる心理的緩和効果、集団的生物に顕著にみられる「集団の中の個の存在」の認識など、比較的観測が容易な分野でさえ、作用と効果の関係が明らかになっていないものは多くある。これらは「現代の科学で解明されていない」ということで「超自然現象」と言われているが、「超自然」という言葉は「すでに人間はすべての自然現象を解明した」という傲慢(ごうまん)な前提がある。
一方、1950年以後の科学は原理的発見が少なく、情報技術、遺伝子技術にみられるように「改良型科学の発展」が主たるものになっている。ダイオードやトランジスタ、DNAなどの画期的原理発明はいずれも1950年代までに行われていて、それ以後すでに60年がたつのに科学的に新しい原理の発見はほとんど見られない。
材料分野のような実学的領域においても、金属材料では20世紀初頭のアルミニウムの時効硬化の発見、プラスチック材料では1970年代の液晶プラスチックが新材料発見としては最終的なものとされている。このような基礎科学の停滞が、経済や社会の進歩を遅らせていることは間違いない。
キュリー夫人の原子核の発見、アインシュタイン、ポーリングなどが活躍した20世紀の初頭、電磁波、量子力学、原子力、通信などの大規模な発見が続き、それが後に自動車、航空機、重工業、家電製品、情報産業へと発展したことを考えると、現代社会の停滞は「基礎科学の巨人」が出現しないことと密接に関係することもまた事実である。では、このような状況をどう考えるか。
一つは人間はすでに科学の原理をすべて発見して、もう発見するものがないという判断、もう一つは、科学の基礎的研究が少なくなり、お金に関係する技術の方に優れた研究者が集中しているという二つの解釈がある。

 どちらが本当であるかは、今後の科学の進歩が示すことであり、ここで判断できることではない。しかし、UFOの研究を米国防総省の調査として行うこと自体が、基礎科学の進歩を阻害するものであることは間違いない。
なぜなら「新しい知覚手段、未知の通信手段」は、すでに観測されている「不思議な現象」から、その存在は間違いないにもかかわらず、「国防の観点ですぐ役に立たないから」という理由で、細胞間伝達にもUFO(通常の手段では科学的原理に反すると考えられる)の存在の研究にも、研究費が支出されないからである。

今から100年ほど前、オランダに「極低温にすると電気抵抗がなくなるのではないか」という奇想天外なことを考えたオンネスという学者がいた。その学者に膨大な研究費を付けたからこそ、実験によって「超電導現象」という新しい現象が発見された。それまでの電気伝導度に関するキャベンディッシュの発見、オームの法則を覆すまったく意外な結果だったが、今では多くの産業で活用されている。
この超電導現象の着想に比べれば、人類の知らない飛行物体が存在する可能性は、はるかに高い。ただ、この100年間に人間は科学の恩恵を受けすぎて、科学の可能性や夢を失ってしまった。スマホから家電製品に至るまで、私たちの人生は科学の成果で覆われ、それに圧倒され、新しい科学に期待しなくなった。


もし、UFOの調査が米国防総省でなく、世界で飛行物体に興味がある学者が行ったら、その成果は単に政治的なものではなく、広く人類の福利に貢献することになるだろう。

 今回のニュースは、日本で猛威を振るい、日本の衰退の原因を作っている「役に立つ科学」「お金のもうかる研究」の延長線上にあり、UFOの存在以前の大きな問題を孕(はら)んでいる。
ところで、人間の知覚し得る情報伝達手段(電波、音波、重力波、引力、逐次化学反応など)の範囲内でもUFOが存在する可能性はある。現在の宇宙は138億年前にできたとされているが、宇宙は私たちが知覚し得るもの一つ(ユニバース)ではなく、多数(マルチバース)存在するのはすでに物理学でも有力である。ただ、すでに述べたように現在の人間の知覚手段では感知できない。しかし、同一空間に、異なった宇宙の異なる空間が同居できるというマルチバースの特徴から、知覚手段を研究することによって、UFOもあるいはドラえもんの漫画に出てくる「どこでもドア」も発見される可能性がある。
もし異なる宇宙の観測手段が分かれば、旅行に行くときに「どこでもドア」を開けてそこに荷物を預けて手ぶらで旅行をし、必要な時に「どこでもドア」を開けて必要なものを取り出すことができるようになるだろう。「超自然現象」の基礎的研究は、やがてかつての超電導現象の発見と同様の大きな新しい事実を私たちの目の前に示し、それが次の時代を開くことになると考えられる。


 1000年以上前に「源氏物語」を書いた紫式部にスマホを見せて、「これで光源氏に電話したら」と言ったら、彼女は「あなたは鬼?」といぶかるだろう。私たちが今、当然と思っているこの世界はまだまだ狭く、本当の世界のごく一部であると知ることが、今回のニュースの意義ではないかと思う。


《動画》

今生きている宇宙 別の宇宙の存在



UFO推進メカニズムを元ペンタゴン職員が暴露!
バブルで時空を歪めるワープ航法か!?

 自由に空を飛びまわる未確認飛行物体・UFOの姿が世界各地で目撃されているが、その推進メカニズムはいったいどんなものであるのか? 昨年末に「この世にいるのは我々(人類)だけではない」と発言して世を騒がせた元ペンタゴンの職員が、今度はUFOの推進装置について暴露発言を行なっている。
重力論とUFOの推進原理



(記事の続き)

UFO調査を担当していた元ペンタゴン職員の新たな新証言
 2017年末、ペンタゴン(米国防総省)に極秘のUFO調査部署・AATIPAdvanced Aviation Threat Identification Program)が2007年から2012年にかけて存在していたことが公表されて世間の耳目を集めた。そしてこのAATIPが保有していた“本物のUFO動画”も公開されて世に衝撃を与えたことは記憶に新しい。
 この一連の情報公開の動きの中で重要な役割を担ったのが元ペンタゴンの職員であり、AATIPの責任者であったルイ・エリゾンド氏である。CNNのインタビューでエリゾンド氏は「私たちが(宇宙で)唯一の知的生命体ではないという非常に説得力を持つ証拠があると確信しています」と話し、AATIPで検証されていた調査活動の一端を暗に示した。そのエリゾンド氏は現在、元ミュージシャンのトム・デロング氏が中心になって発足した本格的なUFO研究組織、To The Stars AcademyTTSAcademy)のメンバーに名を連ねている。
 そして今回、エリゾンド氏らはUFOの推進装置について新たな言及を行い注目が集まっている。まずはともあれ検証すべきなのは昨年末に公開された“本物のUFO動画”だ。
ペンタゴンが公開を認めた“本物のUFO動画” 動画は「YouTube」より
https://www.youtube.com/watch?v=Fv_oCn0BR4I
 これまでの情報によれば、この映像は2004年にカリフォルニア州サンディエゴ沿岸上空で米海軍の戦闘機・F/A-18スーパーホーネットから撮影されたものであるとされている。パイロットのデイビット・フレイバー氏と指揮官のジム・スレイト氏の2名が搭乗していた。
 2人の目撃証言によれば、この“UFO”は高度2400メートル上空に突如現れ、真っ逆さまに下降して高度600メートルでピタリと“止まった”という。機体の大きさは目測で12メートルほどであったということだ。
 風速220キロメートルもの向かい風が吹いている中にあって信じられない高速で飛行して止まり、再び急激に加速する様子は、ベテランパイロットをしてみても「今までに見たことがない」と言わせる動きであった。そして今回、このUFOの推進システムについてエリゾンド氏が口を開いたのだ。
UFOは“ワープ航法”で飛行している
 AATIPのレポートでは、件のUFOには「推進装置が存在していないように見える」と記されている。確かにエンジンのようなものもなければ、噴射口などもないように見えるからであろう。そしてAATIPではやはり、このUFOの持つ推進システムは人類が持つ技術を超えたものであることを認めているということだ。しかしその卓越した技術は人類が理解し到達できるものであることも指摘している。
「このUFOがどのように動いているのか、我々はその理解のすぐそばにいると思っています。これはとてもエキサイティングなことです」(ルイ・エリゾンド氏)
 AATIPではまず最初に量子物理学を含む現在の物理学からこのUFOの動きを説明することに取り組んだという。しかしながらその後、AATIPの活動の一部を委託された「ビゲロー・エアロスペース」の研究者であるハル・パソフ博士率いるチームは、このUFOは機体の周囲に時空を歪ませる“バブル”を発生させて超光速飛行を行なっていると結論づけている。
 いわば負のエネルギーである“バブル(time-space bubble)”に断続的に接触することで超光速航法が可能であるとパソフ博士など一部の専門家は主張しているのだ。つまりスペースオペラSFによく登場する“ワープ航法”である。
「このUFOの大出力推進と時空を歪める能力とは関係があると確信しています」(ルイ・エリゾンド氏)
パソフ博士によれば、“バブル”を発生させて推進力を得る“ワープ航法”は宇宙旅行の鍵を握る技術であり、我々人類より進んだ文明の地球外知的生命体はこのワープ航法ができるからこそ、地球へやって来ることができると指摘している。
 そしてエリゾンド氏らは、この“ワープ航法”技術が人類にとってまったく手が届かないものではないことも主張している。近い将来、開発の糸口が見つかるかも知れないワープ航法技術だが、もしも“親地球派”のエイリアンから技術提供があれば一気に開発が進むことにもなるだろう。あるいはすでに、何らかの勢力が極秘裏にこの技術を宇宙人から入手して活用していないとも限らないが……。ともあれ引き続きエリゾンド氏らTTSAcademメンバーの発言には注目が集まる。
(文=仲田しんじ)参考:「EWAO」、「Daily Star」ほか