ロズウェル事件をめぐる疑惑 第Ⅳ章 ~アメリカ軍による極秘作戦計画~

第二次世界大戦後のアメリカの極秘プロジェクト「ペーパークリップ作戦」

1947年(昭和22年)にニューメキシコ州ロズウェルに墜落した正体不明の飛行物体が、気象観測用の気球であるという発表以外にも軍であればそのまま公表できないであろう解釈が存在する。

 第二次大戦後にアメリカは、ナチスドイツの優秀な科学者を連れてきて、科学研究のプロジェクトを継続していた。(ペーパークリップ作戦)
 その研究の一つに「無尾翼戦闘機」をテーマにした開発があった。第二次大戦中にナチスドイツは、バイエルン秘密基地で「円盤型」の超高速ハイテクロケット機の開発を急いでいた。

 機体に「円盤型」を採用することにより、低速飛行の場合、普通の翼よりも高い揚力を得ることができ、その結果多くの爆弾を搭載することができるという空気力学的なメリットがあった。アメリカはペーパークリップ作戦により、このナチスドイツの技術を再現し応用することを図った。その一つが「核兵器搭載円盤型機」である。



正式な名称は、LRVLen-ticularReentry Vehicle)レンズ状再突入飛翔体」。アメリカ空軍の委託により、ノースアメリカン・エヴィエーション社の技師らが設計し、オハイオ州のライトパターソン空軍基地で研究、開発が進められていたのである。

※アメリカの兵器かどうかわかりませんが、冷戦初期から円盤型戦闘機を研究してきたのなら、世紀が変わってさらに兵器として進化していてもおかしくはありません。


開発目的は、共産主義圏諸国を大気圏外から核攻撃すること。

乗員、兵器、燃料、その他の備品を除いても約7トンのLRVを発射台に運ぶには、重量物運搬用の気球が使用される。
つまりロズウェルに墜落した機体は、この気球に吊るされたアメリカ軍の極秘兵器LRVであった可能性もある。

《目撃例》

   19588月に米陸軍通信部隊の暗号教官キューバーなる人物が、エリア51に赴いた際に、バフーズ山の山腹を掘削して作られた工学研究資料室に、ロズウェルで回収されたという機体が保管されているのを目撃。形状がLRVに酷似する。

   1997年にアメリカ空軍は、ロズウェル事件の真相を明らかにするために「重量物運搬用気球」を使用した研究プロジェクトについての詳細を明らかにしている。
 アメリカ空軍報道官は、LRVのことにはふれていないが、冷戦時代に高高度気球で「変わった」機体を上昇させ、高高度から再突入させる実験を行ったことは認めている。人をのせた実験も行われていたといわれる。


 最高機密の実験のため、回収作業にあたった兵士たち何もしらされておらず、当時話題になっていた「空飛ぶ円盤」をイメージして「空飛ぶ円盤捕獲」報道になった可能性はある。

《維新嵐》 ロズウェルで回収された物体が、未知の宇宙人の開発した機体にしろ、アメリカ軍の最新鋭極秘兵器にしろ、アメリカが最新鋭のテクノロジーを手に入れることに「成功」したとはいえるでしょう。

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