いわゆる「UFO」とは何か?

UFO現象とは何か?
 UFO、俗に「空飛ぶ円盤」とも呼ばれる正体不明の飛行物体の目撃情報が急増したのは、1950年代であった。
 当初、UFOが多数出現したのはアメリカ各地で、1952年にはアメリカの首都ワシントンDC上空に、超高速で移動する未知の物体が出現、当時の大統領トルーマンは、迎撃を命じたのだが、物体は消滅と出現を繰り返した後に悠々と飛び去っていった。
 その形状から「空飛ぶ円盤」ともいわれるUFOという通称の由来は、正式な空軍用語である「Unidentified Flying Object」(未確認飛行物体)という言葉を省略したものである。
 20世紀になって出現したと思われがちなUFOだが、様々な研究ではるかな古代から人類との接触を繰り返してきたことも分かってきている。それどころか人類出現以前の恐竜が大地を闊歩していた時代にも、UFOが地球上に飛来していた可能性すらあるのだ。
 UFOが地球上のものではないこと、つまり太陽系以外の宇宙のどこかの星から飛来したものである可能性は否定できない。しかしアメリカをはじめUFOと接触したとされる超大国は、その事実を隠蔽し続けている。謎につつまれたUFOの全貌が明らかになるのはいつになるだろうか?(出典:『最新版UFO・エイリアン極秘事件ファイル』矢追純一著 (株)ジェイビー2014年7月)

アメリカのUFOに関する調査・国家プロジェクトの動き

1947年アメリカ全土各地で謎の飛行物体の目撃が頻発する。同年7月にロズウェル事件が発生する。

1948年アメリカ空軍によって「正体不明の飛行物体」公式調査機関を設置する。

「プロジェクト・サイン」~民間人のUFOの目撃情報が増加したこと、UFOを追跡中に不慮の事故?でなくなったマンテル空軍大尉墜落事件を重く見た米空軍によりたちあげられる。軍内に設置されたのは、UFOがソ連軍やナチス残党の新兵器ではないか、という疑いをかけられたからともいわれる。報告書結論「謎の飛行物体は、地球外文明のものだと思われる。」

「プロジェクト・グラッジ」~プロジェクトサインの結論に怒った米空軍上層部によりサインは解散。しかしUFO目撃情報は減らないため、プロジェクト・グラッジと名称を変えて改めてUFO研究機関として発足。


「プロジェクト・トゥインクル」「ニュープロジェクト・グラッジ」

1952年~1970年「プロジェクト・ブルーブック」、アメリカ空軍により「正体不明の飛行物体」の公式調査機関を設置する。
 初代機関長エドワード・ルッペルト大尉により、「正体不明の飛行物体」に呼称が提唱される。これが正式な空軍の呼称用語となる。「Unidentified Flying Object」(略称はU.F.O
102618件のUFO目撃証言が報告される。(内701件が正体不明のままである。)

(調査結果)
①空軍によりUFOは「空軍によりUFOは報告、調査、証明もされていない。目撃されたものは、国家の安全を脅かすものではなかった。

②空軍によって「正体不明」とされた目撃証言は現代の科学技術で証明できない現象だった。

③それがUFOの存在を証明する証拠となるものではなかった。

1952MJ-12UFOと異星人に関する米政府の最高機密文書及びそれを作成した12人からなる秘密委員会)結成。1987年公表される。ニューメキシコ州ロズウェルにてUFOが墜落し異星人の遺体を4体回収したが、この問題に対処するためにトルーマン大統領がMJ-12委員会の設置を指示する。異星人の遺体回収とUFO回収の事実に関する極秘資料を次期大統領アイゼンハワーにひきつぐための組織。メンバーはCIA長官、国防総省長官、空軍参謀総長、工学博士、物理学博士など12名。宇宙人に関する調査、接触や交渉が目的であるといわれる。関わった宇宙人関連の事件は、人類の将来的な宇宙人との遭遇への心の準備として、映画「ET」の公開から、スペースシャトルの爆発事故まで各種あるといわれる。


 世界最大のUFO民間研究組織 ~UFOは「学術的研究分野」であるという常識~

The Mutual UFO Network
(MUFON ムーフォン・相互UFOネットワーク

50年近くに渡り、70000件のUFO情報を収集している。2007年ごろより宇宙開発に携わっていた科学者、宇宙飛行士たちによる情報の暴露により宇宙人やUFOの存在は周知のこととなってきている。
1973年に国際UFO研究センター(ICU:Internation Centar for UFO Studies)が、ブルーブック顧問だったジョセフ・アレン・ハイネック博士(故人)により設立される。世界中からUFOやエイリアンの情報を収集し分析した。1985年ハイネック博士は「何があなたをUFOの存在を肯定する立場に変えたのか?」との質問に対して「空軍の非常に頑ななUFOの存在を否定する態度だ。」と答えている。

UFO形状のタイプ
 
 UFOに対しては、「空飛ぶ円盤」という呼び方がよくなされてきた。これは、1947年にケネス・アーノルド氏が「空飛ぶ皿」を目撃してから世界に広まっていた呼称だ。実のところ、UFOにはいわゆる円盤形状以外にも様々な形が存在する。時にはカムフラージュとおぼしき、光の玉となって飛んでいる事例もあり、円盤という呼称が正確とはいい難いのである。
 これまで世界中で様々なUFOが目撃されたことを受けて、それらを分類する方法も数多く考えられている。中でも一般的なのは、形状や飛行形態で分類する方法だ。
 形状では、ドーム、土星、半球、球形、葉巻、三角形、円筒といった分類方法が用いられるが、これらは肉眼や写真でしっかりと形状を確認した場合に限られる。UFOの中には超高速で移動しているものもあるため、その場合は形状が判明せず、飛行形態で分類される。同じ場所を回る周回型、上下移動を繰り返す山波型、軸を揺らせて飛ぶ振動型、急落型がそれだ。また合体型と呼ばれるUFOの目撃事例も増えている。(出典:『最新版UFO・エイリアン極秘事件ファイル』矢追純一著 (株)ジェイビー2014年7月)

J・アレン・ハイネック博士による目撃パターン別分類法
「ハイネック・スケール(分類)」

「UFO研究センター」を設立し、科学的基盤にたったUFO研究の創始者となった。元アメリカ軍UFO研究部顧問で天文学者でもあるジョーゼフ・アレン・ハイネック博士は、UFO現象の定義と分類を次のように提唱している。

「空中や地上で目撃された物体及び発光に関して報告される現象で、その外観、軌道や力学・光学的な行動が、既存のあらゆる論理的な説明にも合致せず、さらにまた最初の目撃者を当惑させたばかりでなく、専門技術的に良識ある分析確認能力を有する人たちによって、入手可能なすべての証拠が厳密に吟味、検証された後も、確認できないまま残る現象」

また博士は、UFO現象を「遠方のUFO」と「接近遭遇」の二つに大別、さらに「遠方のUFO」を「夜間の目撃NL」「昼間の目撃DD」「肉眼とレーダーの両方によって確認された目撃RV」の3つに区分した。

また「接近遭遇」も「500m以内の至近距離での目撃CEI」「UFOが物理的痕跡を残した場合CEⅡ」「搭乗者と思しき生物との第三種接近遭遇CEⅢ」の3つに分類したのである。

中でも第三種接近遭遇は、1970年代後半からヒートアップ。特にUFO乗員による誘拐事件=アブダクティが頻発するようになる。ちなみに「エイリアン」という言葉がさかんに用いられるようになったのもちょうどこの時代である。

やがてこうしたアブダクティ事件においては、細胞や卵子を採取されたり、セックスを強要されたりケースも増え、ハイネック博士による分類にはおさまらない事例が目立ってきた。そのため今ではこれらは、「第四種接近遭遇CEⅣ」と呼ばれるようになっている。

天文観測データの分類法が応用された方法で、目撃される状態と物体をまず4大基本パターンに分ける。

  遠方のUFO

NL(Nocturnal Light 夜の目撃、夜間発行体)
DD(Daylight Discs 昼の目撃、白昼円盤体)
RV(Radar/Visual cases レーダーと視覚による同時確認物体)

  接近遭遇の物体(UFO)(Close Encounter)

1種接近遭遇(CE1150m以内での遭遇、頭上や低空の近距離で目撃する。)

2種接近遭遇(CE2UFOによる物的証拠が残されたもの、発光、放射能、加熱などによる草木損傷、機体圧迫痕、足痕などを残し、周辺の環境に影響を与える。)

3種接近遭遇(CE3UFOの乗組員と遭遇したもの、単数または複数の搭乗者をUFO機体の内外に目撃する。)

4種接近遭遇(CE4UFOによる人体実験などを受けたもの、被害者がUFO搭乗者ないしエイリアンにUFO内へ連れ込まれる典型的なアブダクション(誘拐、強制連行)ケース。乗員は手をふれないのにある種のマインドコントロールを受けて被害者が自分の意思とは無関係に歩かされる、空中に浮かび上がって抵抗不能の状態でUFO内に連行されるというケースも多い。また被害者が意識を失って、気が付くと別の場所に寝かされていたという報告もある。)

第5種接近遭遇(CE5、UFO内にいる搭乗者、或いは外に出てきた搭乗者と目撃体験者がテレパシーで会話を交わすケース。場合によっては体験者がUFO内に入ることもあるが、この場合は合意の上なので、アブダクションではなくコンタクト(会見)になる。)


第6種接近遭遇(CE6、接近遭遇したUFOからの何らかの影響で、目撃体験者ないし近くに居合わせた動物が死亡するケース。UFO側の意図的攻撃の場合と、偶発的な巻き添え事故の場合がある。)


第7種接近遭遇(CE7、エイリアン・ハイブリッド誕生のケース。自宅で就寝中、車の運転中にエイリアンに拉致され、気が付くとUFO内部に寝かされ、性交体験を経験し、エイリアンの子供を身籠ること。




UFO、宇宙人の情報を隠蔽、消滅させる圧力

アメリカ空軍、NASA(アメリカ航空宇宙局)、MIB(秘密工作員)メンインブラック


現在のUFOの認知状況

NASA(アメリカ航空宇宙局)によるUFOについての見解

UFOについては、信憑性の低い情報であふれている。NASAのミッションは、人類をまだみぬ遠くへ到達させることであり、UFOについて調べることではない。UFOについての調査は、1947年から1969年のアメリカ空軍によるプロジェクト、プロジェクト・ブルーブックを参照すること。」

2007年頃より、科学者、宇宙飛行士たちが情報暴露し始める。誰もが手軽に携帯電話、スマホで画像、動画を撮影でき、ネットに公開できるようになった。


UFOがいつごろから人類の前にその姿を現しているのでしょうか?

ブラジルのUFO研究家オラボ・フォンテス医学博士により過去のUFO目撃事件の調査記録が存在する。

  空中観察時代(~1945年)

空中から地球のようすを観察する。

 地球文化偵察時代(1947年~)

世界中でUFOが目撃されるようになり、地球全体の地理・文化の様子を調べる。

 軍事偵察時代(1950年代)

軍事基地、工業地帯、科学研究所などに現れる。

5年ごとにUFOの目撃報告が集中するようになっている。地域により偏りはあるものの「次の周期」までに何らかの作戦をたてているのではないか、という疑いはぬぐえない。

UFO研究の進展】

正統コーフオロジーの時代(1960年代)

初期のUFO研究は、「空中観察」が主体となる。UFOの大きさ、形状、スピード、飛行形態、着陸、痕跡、を調査する。

アブダクション(人間誘拐事件)の時代(1980年代)

UFOと宇宙人の回収事案の発覚と隠蔽工作など陰謀論が流布する。地球製のUFO開発(ロズウェル事件、エリア51)極秘情報のリークが研究の主体となっていく。

生物採集とと調査時代(1950年)

着陸事件が顕著になり、地球の土や生物を採集し、宇宙人が人間と遭遇する事件がおきる。

1960年代
走行中の車や列車、飛行機に接近或いは着陸して、パイロット(エイリアン)が人前に姿をさらけだすなどの積極的アプローチがはじまる。

1970年代~
米ソ冷戦時代のスタートとともにUFOの目撃が宇宙空間にまで及ぶ

UFOの形状の分類】

   円盤型(アダムスキー型)~圧倒的に目撃例が多い。一般的な形といえる。
② ドーム型~機体上部がドーム状構造になっている形。
③ 楕円球型~低空までおりてきて着陸するケースが多い。
※ラグビーボール型、球体型、アダムスキー型、葉巻型、円錐型、半球型、三角型、光点型、十文字型、V字型、マウス型、クラゲ型、人型、ロッド型、ドローンズ型

UFOの動き】

飛行機、ヘリコプターとは違う尋常でない飛び方をする。機動性、旋回性にとても優れている。空気抵抗、重力を無視した飛び方をする。

【飛行パターン】

  周回型~母船と思われる物体の周りを小型機が周回する。
  振動型~強烈な速さで振動する。円盤型は横に振動する。
  ジグザグ型~上下に急スピードで時々とまりながら動く。
  急落下型~落ち葉が舞い落ちるように落下する。
  鋭角ターン型~飛行力学的には考えられないパターン。
  山波型~上昇して下降するパターンをゆっくり繰り返す。
  らせん移動型~らせん状に上下に移動する。

UFOの加速力】

旅客機の通常時速約900㎞、戦闘機は通常時速約2500㎞超。UFOは音速時速1225㎞(秒速約340㎞)。1200mの距離を0.029秒で秒速約41400

UFOの色調変化】

日中は白銀色或いはにぶい灰色。かすみで雲に覆われていることが多い。夜間は虹のようにさまざまな色調を変化させる。(アメリカ民間UFO研究団体NICAP-ナイキャップ国際空中現象調査委員会)仮説段階であるが、UFOの色調変化は、飛行スピードと深くリンクしているといわれる。

白~一定の速度で空中を飛行しているとき
赤、オレンジ~加速するとき
青、青白~超加速のとき
緑、紫~鋭角ターンをするとき

色調の変化の順序が狂うときもある。そのため飛行スピードとリンクするというよりエネルギーの変化に関係しているのではないか、という異論もある。

エイリアンのタイプ
 地球上には、様々なUFOが飛来しているが、UFOのタイプと同じく目撃されている異星人のタイプも多種多様だ。
 最初期に人類に接近した異星人は、ジョージ・アダムスキー氏が出会った金星人をはじめとする、人間と同じ形状をもつヒューマノイドタイプが多かった。彼らは人類に対しても友好的な態度を示しており、多くの人々の前にその姿を現していた。
 ところが、1970年代に入り、宇宙の情勢に変化があったのか、ヒューマノイドタイプの来訪は激減する。代わって増加したのが、グレイタイプに代表される「邪悪な」タイプの異星人である。彼らは、人類に友好的な示すことはほとんどなく、むしろ人間を家畜のようにみているのか、地球人を誘拐し、苦痛を伴う人体実験を行ったことが明らかになっている。最近でもテレビ演説するアメリカ・ブッシュ元大統領の背後に現れたり、時折目撃されている。
 近年では、グレイタイプの出現も減り、ミイラ型や発光型など様々なタイプの異星人が地球上に来訪するようになっている。しかし、かつての金星人のように、堂々と人類の前に姿を現す事例は減っているようだ。(出典:『最新版UFO・エイリアン極秘事件ファイル』矢追純一著 (株)ジェイビー2014年7月)
 

【宇宙人の容姿分類】

  ヒューマノイド型(人間と同じ型)~1960年代にみられた。人類に対して友好的。
  アニマリアン型(動物型)~古い火星人の形容。1970年代にみられるいわゆるグレイタイプ。地球人を誘拐、拉致し人体実験を行う。エイリアンアニマル。
  ロボット型~体の部分が機械であるもの。
  エキゾチック型~地球での生命の概念にあてはまらない。鉱物のようなもの。
  アパリッショナル型~物理的な体をもたないエネルギー体。発行体。
  ミイラ型~メキシコやロシアでよく発見される。この世のものとは考えられない生物の遺体。


【宇宙人の種類】
「宇宙人はいない」とは否定しきれない理由
米国人ファンはUFO探査組織を設立


米国では宇宙ファンがUFO探査組織を立ち上げた!

  米国のフォーク・ロック・バンド、ザ・バーズが「ミスター・スペースマン」をリリースしたのは1966年のこと。クエーサーというはるか彼方の銀河が、奇妙な電波を出していることがわかり、地球外生命体が存在する可能性に世界中がワクワクしていた時期だ。
そんなことを思い出したのは最近、2004年にサンディエゴ沖で目撃されたというUFO(未確認飛行物体)の映像が公開されたからだ。目撃した米軍機のパイロットであるデビッド・フレーバー海軍中佐は、それが何だったのかまったくわからないと振り返る。「でも、あれを操縦してみたいね」。
有志によるUFO探査プロジェクト
この映像は、米国防総省の超極秘プロジェクト「先端宇宙脅威発見計画」の一環として撮影されたもの。同計画は、2200万ドルをかけたUFO探査プロジェクトだったが、2012年に打ち切られた。それが最近になって、非営利団体によって復活・継続されることになった。
この非営利団体の名前は、「トゥ・ザ・スターズ芸術科学アカデミー」。元国防総省OBや航空宇宙技術者をはじめとする宇宙ファンが、「政府がやらないならわれわれが」と立ち上げた団体だ。200ドル以上の寄付をすれば、誰でも参加することができる。
同アカデミーの主な研究テーマは、UFO、テレパシー、そして「時空のメトリクスを劇的に変える」航法による「現代の移動の距離的・時間的制約を吹き飛ばす2点間移動宇宙船」。つまりアインシュタインが最も速いとした光速を超えるワープ・ドライブ(ワープ航法)を研究しようというのだ。
「人間の経験に革命を起こす発見は手の届く場所にあると、われわれは信じている。しかしそれを実現するには、画期的な研究と発見、そしてイノベーションに対する無限のサポートが必要だ」と、ホームページには書かれている。
筆者自身は、テレパシーやワープ・ドライブの発明がさほど近いとは思えない。しかし同アカデミーに参加する元ロッキード・マーティン先進開発部門(通称「スカンクワークス」)の技術者、スティーブ・ジャスティスの言葉には同意する。ハフィントンポストによると、彼は最近こう語った。「宇宙には、われわれが知る物理学しか存在しないとは、とても思えない」。
まったく同感だ。筆者はこれまで多くの物理学者と天文学者と共に、アインシュタインと現代科学を覆す未知の領域を発見することに心血を注いできた。しかし今のところ、その努力に何ら成果は見られない。
アインシュタインを超えるものがない
6年前、イタリアに拠点を置く国際共同実験チームOPERAが、「素粒子ニュートリノの速さが光を超えた」と発表して大いに話題になったが、のちに実験装置の不備によるものだったことが判明した。「光より速いものはない」というアインシュタインの理論は、まだ打ち破られていないのだ。
確かに光速のほかにも解明するべき課題はたくさんあり、今後多くのサプライズがあるだろう。しかし「アインシュタインの理論を超えた」と騒がれてきたアイデアの多くは、全滅寸前だ。科学に劇的な変化を起こすのは、思ったより難しいのだ。
人間にとって未知のことはたくさんあるが、わかっていることもたくさんある。コンピュータを操る方法しかり、ポケットに収まるほどの小型機器で世界をナビゲートする方法しかり。物理的物体が大気のような媒質をジグザグに動くとき(UFOもそのように動くと考えられている)、乱流と波動を生み出すことも知っている。NASA(米航空宇宙局)は昨秋、土星探査機カッシーニが土星の大気圏に突入して燃え尽きるタイミングを、分刻みで予測していた。
天文学の世界では、科学的な事実と想像(SF)の違いは紙一重の場合がある。もしかするとそれは、多くの科学者がSF小説やマンガを読んで育ったからかもしれない。天文学者たちはいつも、既知の世界と未知の世界の境目にある窓に鼻を押し付けて、窓の外に目をこらしてきた。彼らは誰よりもSFの世界を信じたがっている。筆者もその1人だ。
その一方で、天文学者は自然を厳格かつ懐疑的な目で見つめるプロでもある。彼らに言わせれば、ET(地球外生物)探しにおける最大の問題は、空に謎の光の線が見えたといった目撃談がときどき報告されることではなく、そうした現象がつねに圧倒されるほどたくさんには見られないことだ。
天才物理学者のエンリコ・フェルミは半世紀前、走り書き程度のシンプルな数式で、ワープ航法などなくても、宇宙人は天の川銀河系がつくられた100億年よりもはるかに短い時間で銀河系全体に到達し、コロニー化することが可能だという結論を導き出した。そしてつぶやいた。
「彼ら(宇宙人)はどこにいるんだ」。
地球は立ち入り禁止の「自然保護区」
フェルミの問いをめぐり、地球外知的生命体探査(SETI)の支持者たちは長年意見を戦わせてきた。なかでも筆者が気に入っているのは、「動物園仮説」だ。すなわち地球は、いわば立ち入り禁止の自然保護区に位置するため、めったなことでは宇宙人がやってこないという考えだ。
ジル・ターター元SETI研究所研究部長の考えは違う。「私たちの探し方が足りないのだ」と、彼女は言う。たとえば、iPhoneが月か火星の石の下に隠れていたら、私たちはまだそれを見つけていないだろう。
現在進んでいる星間探査プロジェクトとしては、太陽系に最も近い恒星系ケンタウルス座アルファ星(アルファ・ケンタウリ)に、切手サイズの超小型探査機を送る計画などがある。その大きさは、次の世代には蚊ほどの大きさになっているかもしれない。一方、UFO調査計画は1950年代の技術で止まっている観がある。
それでも多くの試みが続いていることに変わりはない。
昨秋、太陽系外から奇妙な物体が飛来したことが明らかになったとき、多くの天文学者はアーサー・C・クラークの小説『宇宙のランデヴー』を思い起こした。この小説で、22世紀に飛来した物体は異星の宇宙船だった。昨年飛来した物体は、恒星間天体「オウムアムア」と名づけられた。2つのグループが観察を続けているが、今のところ異星からの電波信号はキャッチされていない。
UFO探査の歴史は長い。最も有名なのは、米空軍が19521970年まで行った「プロジェクト・ブルーブック」だろう。このプロジェクトでは、12000件以上の目撃情報が検証された。そのほとんどは沼気(メタンガス)などの大気異常だったり、金星や変則的な反射だったりした。でっちあげの情報もあった。
それでも、容易に説明がつかない目撃情報が数パーセントある。 2004年にサンディエゴ沖で目撃・撮影された物体もそのひとつだ。しかも目撃したのは、酔っ払いなどではなく、きちんとした専門職従事者(警察官、パイロット、軍人)であることが多い。しかしだからといって、彼らが見たものが天体である証拠はまったくない。
目撃情報に意味があるのか
その一方で、目撃情報にいったいどんな意味があるのかと、筆者は考えあぐねてしまうことがある。
最近、家族と立ち寄ったレストランに、たまたまマジシャンの友人マーク・ミットンが出演していた。彼は私たちのテーブルにやってきて、マジックを披露してくれた。トランプの束に息を吹きかけると、筆者の娘に1枚選ばせ、トランプの束に戻してカードをよく切ってくださいと言った。娘は手際よくトランプを切って見せた。
娘からトランプを受け取ったミットンは、それを紙吹雪のように空中に振りまいた。するとどうだろう。娘が選んだカードが、1.5メートルほど離れた鏡に張り付いているではないか。どうやってそのカードが、そんな場所に移動したのか。新しい物理学が作用しているわけではないだろう。
私たちが見ていることは、さほど頼りにならないのだ。
身近な場所で何かが起きているのかもしれないが、それが何なのか、私たちにはわからない。ミスター・スペースマン、もしこの記事を読んでいるなら、筆者もその船に乗せてもらう順番を待っていることをお忘れなく。(執筆:Dennis Overbye記者、翻訳:藤原朝子)© 2018 New York Times News Service

UFOについての霊能者の見解
UFOは、100種類以上が存在します。しかし見えるUFOの大半が偽物か、軍事兵器か、低級な幽界存在であるので注意が必要です。人間・動物の生殖器のホルモンが大好物な半霊半肉体の爬虫類人系から、欲望や恐怖心のエネルギーを吸い取り満足ずる霊体だけの存在もいます。また、今の人類に接触することが禁じられている未来の地球人や、大気圏の上空に常駐する高次元からのUFOもあれば、地球内部からやってくる別の種類のUFOもいます。
まず近いうちに、某国の軍事兵器であるUFOの映像が意識的に漏れ始めるのではないか?と思っています。
姿をみせるUFOの大半は、あまりよい存在ではありません。高度な知性体のUFOは、人間に感知をさせません。目撃できる時点で、それは幽界存在と同じようなものですから、見ることはあまり良いことではないのです。それは高度な存在では100%ありません。
だから、そのようなUFOは感謝の思いを持つ人間には関係ないのです。向こうは同調できないからです。もしUFOをみましても「ああ、そう・・・」とあっさり流して、不干渉でいいです。気にすると同調が始まります。(「森羅万象9巻」伊勢白山道著 2014年9月5日 ㈱経済界)


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